五中集会

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毎月11日は、人権を確かめる日です。今月の集会は、3日4限目に行われまし た。英語スピーチコンテストに出場する沼田唯花さん(3年)山本夏生さん(3年)の2人と校長先生からは北方領土のお話がありました。沼田さんは、 "The Fall Freddie The Leaf " (葉っぱのフレディ)の暗唱にトライ3度目のチャレンジです。毎日の練習に熱が入ります。山本さんは、"Limelight"(ライムライト)という 映画のシナリオを暗唱します。同じく3度目のチャレンジです。第一次審査の突破を目指します。

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 校 長先生からは、8月15日~18日まで北方領土国後島視察(ビザなし交流)に行かれたことをお話ししてくれました。北方領土は、現在ロシアに実効支配され ているが日本の固有の領土である。このことを歴史的に説明をしてくれました。国後島へ64名の視察団で行ったそうです。国後島の古釜布(ふるかまっぷ・ロ シア名ニジノクリリスク)へ上陸して最初に思ったのは、北の人口6,000人ぐらいの島の町に若い人や子供の姿が多いのに驚いたそうです。水産加工場があ り漁業が盛んであること、3年前からロシアが経済発展計画で多くの建物や道路を建設して2015年までに北方領土に30,000人が住む計画をしているそ うです。また、ここで働くと1年で2年分の給料が出て、10年で年金が倍増される北方手当がつくそうです。このような事情から若い人たちが大陸からこの島 に働きに来ており若い人や子供が多く、3年前から町が大きく変容しているそうです。戦後ソ連軍に占領され当時の四島島民(歯舞諸島・色丹島・国後島・択捉 島)17,292人は日本へ強制送還されました。島民出身者は現在6,600人に減っています。ふるさと返還を喜べる人がいる間に返還を実現したいもので す。そのためには、お互い相手を受け入れる姿勢が大切です。しかし、また会いましょうと別れたがまた会える状況ではない。根本的な問題は政治の力が必要で あるが民間の人々の交流と北方四島の歴史・返還要求を語り継ぐことが大切なのですとお話がありました。

 

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このページは、五條中学校が2014年9月 4日 10:29に書いたブログ記事です。

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