1年: 2018年12月アーカイブ

毎年、1年生では、総合の時間に「喫煙防止」に関する学習を行っています。
今年のテーマは、「タバコの害:すすめられても断ろう!」です。

12月14日(金)、畿央大学の松本泉美教授に来校いただいて、お話を聞きました。
〇タバコと薬物の依存と、健康影響について
〇身近な周囲の人から誘われた時に、どうすればよいかということを中心に指導していただきました。
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≪学習内容≫
◆タバコは、毒物の缶詰!
 ゴキブリを一瞬で殺す事が出来る「ニコチン」という物質がふくまれています。
◆タバコを吸っていると、スモーカーフェイスになります。
 皮膚が乾燥し、ビタミンCを壊します。⇒老化を促進します。
◆タバコを吸い続けると、病気になって長生きできません。⇒ガンになるリスクが高くなります。
◆タバコの煙の正体は、主流煙・副流煙・呼出煙です。有害物質は、吸っている人の隣でいる人が吸ってしまう煙に多く含まれているのです。
◆なぜ、身体に悪いと思っていても、吸ってしまうのでしょうか。⇒依存性があるからです。
 タバコを吸うと、数秒でニコチンが脳に到達し、セロトニンが快感を引き起こします。
 禁煙すると、セロトニンが不足して、ニコチンを補充できなくなった脳が、ニコチンを補充するように命令します。
 自分では、心と身体と行動のコントロールができなくなります。
 吸うことは簡単ですが、止めることは難しいのです。
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考えています。隣の人とロールプレイをしました。
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たくさんの人が手を挙げて、質問をしてくれました。
・治療の方法はどんなものがありますか?⇒一人で禁煙をするのは難しいので、病院で治療します。
・成功率ってどれくらいですか?⇒47%くらいでしょうか。
・喫煙率はどうですか?⇒10年前くらいは50%くらいでしたが、今は38%くらいに減っています。
・どこの国の人が喫煙者が多いですか?⇒アジアの人が多いですね。
・吸ってもいい年齢は?⇒だいたい20歳くらいからになっている国が多いです。
・吸ったらやせるのは本当ですか?⇒食べたくなくなるので、やせるということになると思います。
・身体に悪いとわかっているのに、どうして売るのですか?⇒税金が入るという矛盾があるんですねぇ。

生徒代表から、先生にお礼の挨拶をしました。
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≪学年主任の先生より≫
 分かりやすく教えてくださいましたね。今日、学習したことを、家の人にも、こんな学習をしたよと、話をしてほしいと思います。
 今日学んだことや、調べ学習を通して、グループで「紙芝居」を作っていきます。1月の参観日には、保護者の方にも見ていただきます。完成した紙芝居は、小学校にも寄付したいと考えています。小学生にも、分かりやすいように、グループでしっかりと考えてほしいと思います。
 また、断るという時に、相手にどんな言葉で伝えたらいいのか、どんな言葉を使えば相手に伝わるのか、相手のことも考えて言葉を使いましょうと話がありましたね。このことは、タバコを断る時だけではなく、日常生活、学校での生活など、どの場面でも、大切なことですね。
 相手のことを考えて言葉を発する、思いやるという気持ちを持って接する、ということを頭に入れて、これからも行動してほしいと思います。
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 3年生は、1学期に行いましたが、1,2年生の公開授業を11月19日に行いました。
県教育委員会指導員及び市教育委員会指導主事の助言のもと、市内道徳研究会会員も参加し、共に研究協議を深めました。

≪1年生≫
〇主題:「温かい人間愛の精神と思いやりの心を」
〇本時のねらい
・いくつかの場面から、思いやりのある行動とは何かを考えさせる。
・相手の立場になり、自分自身の言動について考えさせる。
・思いやりの大切さを理解し、時と場に応じた言動をとろうとする態度を考えさせる。
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フラフープを使って・・・人差し指に乗せて動かそう・・・うまくやるには・・・
相手とのタイミングを合わせて・・・
周りの人を良く見て・・・
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 自分ならどのような言動をするか考えよう・・・違う班の意見を聞こう・・・そして、多様な考えに触れよう・・・
 「思いやり」ってなんだろう?・・・いくつかの場面を想定し、自分がどのような言動をとればよいのか。他の人の意見を聞く中で、他者の存在を意識しかかわりの大切さに気づく。相手の立場に立って物事を考える。このような授業は、何よりも、担任教師の明るく優しい雰囲気が、真剣に話し合い理解しようとする空気を作り出していると感じました。日頃の人間関係づくりが垣間見えた授業でした。

≪2年≫
〇主題:「ぼくのニセモノをつくるには」
〇本時のねらい
・他者と比較するのではなく、自己を振り返ることで自己肯定感を高める。
・一人一人には、それぞれの良さがあり、唯一無二の存在であるという自尊心を育てる。
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振り返った自分史を、クラスのみんなと共有してみよう・・・

自分を振り返るのは楽しい・・・

いつも明るい友達に苦手なものがあって、意外だった・・・

友達から自分の印象を聞けて嬉しかった・・・

 好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なこと、人それぞれですが、全て人をつくる大切な要素です。自分を振り返るのは難しくて、辛いこともるかもしれませんが、目を背けず、一人一人が自分自身を好きになれるように頑張りましょうね。
 生徒との年齢が一番近い担任教師、だからこそ、悩みも苦しみも一番の理解者だと感じます。様々な心のひだに寄り添い、共に成長していこうとする担任のまなざしは、生徒が心を開く力になっており、自分を大切にしようと思う気持ちにつながっていると感じた授業でした。

≪研修の様子≫
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